Bài tập đọc hiểu tiếng Nhật trình độ N1 - 四一歳からの哲学

penguin20110

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現代人は、いつまでに何をする、何年後までに何をすると、時間を先取りすることで人生を生きている。人生とは、すなわち予定なのである。予定を立てたのは自分なのに、時間がないと不平を言う。しかし、全く当たり前のことなのだが、人生の時間は有限である。いつも人はそれを忘れて、(1)他人事みたいに自分の人生を生きている。時間は前方へ流れるものと錯覚しているからである。人生は、生から死へと向かうもの。死は今ではない先のもの。しかしこれは間違いである。死は先にあるものでなく、今ここにあるものだ。こういう当たり前の事実に気がつくと、時間は前方へ流れるのをやめる。存在しているのは今だけとわかる。一瞬一瞬が永遠なのである。有限のはずの人生に、なぜか永遠が実現している。永遠の今は、完全に自分のものである。人生は自分のものである。(2)この当たり前には、生きながらに死ななければ気づかない
(池田晶子『四一歳からの哲学』より)​

問1 (1)「他人事みたいに自分の人生を生きている」とあるが、どのように生きていると筆者は考えているか。
1 他人のことを考えないで、自分のことだけ考えて生きている。
2 死は先のものと考えて、予定を立て、予定に追われる生活をしている。
3 人生は短いと考え、忙しく、いつも時間に追われる生活をしている。
4 時間が静止した、永遠の現在のなかを生きている。
問2 (2)「この当たり前には、生きながら死ななければ気づかない。」とあるが、「生きながらに死ぬ」とはどういうことか。
1 一生懸命生きている人は、死について考えることはないこと。
2 人生は死に向かって進んでいると考え、死に備えること。
3 死は先にあるものでなく、今、この瞬間にもあると自覚すること。
4 生きてはいるが、実際は死んでいるのと同じ状態であること。
 
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