Bài tập đọc hiểu tiếng Nhật trình độ N1 - リサイクル社会への道

penguin20110

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リサイクルという用語には狭い意味と広い意味とがある。狭い意味でのリサイクルは再生利用をいい、広い意味でのリサイクルとは資源循環とほぼ同義語で、再生利用のほかに製品の再使用(リユース)や、ごみの発電、油化、固形燃料化、酸化剤としての利用などのさまざまな有効利用を含めたものである。

このリサイクルには次のような批判もある。すなわち①リサイクルをしているからといって、それが大量生産、大量消費の免罪符となってはならない、という批判である。確かにそれはそうだが、このようなリサイクル批判に対して、私には異論がないわけではない。というのも、それでは大量という数量をいかほどに減少させればよいのかといった数値目標については何も言っていない( ② )。経済の回復と安定を図るためには、それに必要な量の生産と消費の活動が不可欠であり、経済と環境との両立こそが求められなければならないはずである。無駄な生産や消費は徹底的に改めなければならないが、必要量の経済活動や消費生活から出てくる廃品や廃棄物は徹底的にリサイクルして、廃棄物の減量や資源の有効利用に努めること、これこそが問われているのである。
(寄本勝美「リサイクル社会への道」より)​
問1 ①「リサイクルをしているからといって、それが大量生産、大量消費の免罪符となってはならない」とあるが、この人たちの主張はどれか。
1 経済と環境の両立は不可能であり、経済を取るか、環境を取るかの選択である。
2 生産と消費を最小化・減量化する努力を抜きにしたリサイクル論は、現在の大量消費・大量生産と「使い捨て」の社会と共存する。
3 リサイクルも大切だが、どうやって大量消費・大量生産型社会が生むゴミを減らせばいいかを考えなければ、悪循環の繰り返しである。
4 再生製品の製造の過程にも資源やエネルギーが必要であり、資源やエネルギーの消費はむしろ増えることになる。
問2 ( ② )に入る語はどれか。
1 ことになる
2 はずである
3 ものである
4 からである
 
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