Bài tập đọc hiểu tiếng Nhật trình độ N1 - 「青春漂流」

penguin20110

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いつからいつまでが青春期などと、青春を時間的に定義できるものではない。自分の生き方を模索している間が青春なのである。それは人によって短くもあれば、長くもある。はじめから老成してしまっていて、青春など全く持たない人も珍しくはない。どういうわけか、最近①その手の若者が増えているような気がする。肉体は若く、②精神は老いぼれた青年である。世間の常識から一歩も外れないようなことばかり言い、そういう身の処し方、生き方しかしようとしない。そういう人の人生は、精神的には墓場まで一直線の人生である。

恥なしの青春、失敗なしの青春など、青春の名に値しない。自分に忠実に生きようとするほど、恥も失敗もより多くなるのが通例である。若者の前にはあらゆる可能性が開けているなどと言われるが、この「あらゆる可能性」には、失敗の可能性もまた含まれていることを忘れてはならない。先に述べた精神だけが老化した青年というのは、実はこの失敗の可能性を前にして、足がすくんでしまった青年のことである。彼らは口を開けば人生にチャレンジしない自分の生き方について、いろいろ聞いたふうのことを言うかもしれない。しかし、真実は、彼は人生を前にして足がすくんでしまっているというごく単純なことなのだ。
(立花隆「青春漂流」による。)​

問1 ①「その手の若者」の「手」と同じ使い方をしているのはどれか。
1 手が足りないから、人を呼んできて。
2 この手の骨董品は値段があってないようなものです。
3 ほんとうに手のかかる子だね。
4 私を騙そうたって無理。その手はくわないよ。

問2 ②「精神は老いぼれた青年」とあるが、筆者はどうしてそのような青年になると考えているか。
1 自分の生き方を模索したことがないから。
2 世間の常識を大切にしているから。
3 自分にチャレンジして、失敗することを恐れているから。
4 自分に忠実に生きようとしないから。
 
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