女川町 5000人連絡取れず

女川町 5000人連絡取れず

宮城県女川町は、町の建物のほとんどが流され、人口のほぼ半分に当たるおよそ5000人の所在が確認できておらず、町は警察や自衛隊などと連携して、まだ連絡が取れていない住民の安否の確認を急いでいます。
人口およそ1万人の女川町は、地震の発生直後から通信手段が失われて連絡が途絶えたほか、町に通じる道路が建物のがれきなどで通れなくなっていたことから詳しい被害の状況が分かっていませんでした。地震から4日目の14日、NHKが現地に入って取材したところ、町の中心部の住宅や商店はほとんどが流され、海岸沿いに建つ消防署や、海岸から500メートルほど離れた町役場は内部がめちゃめちゃに壊れて機能を失っていました。また、避難できた人たちは女川原子力発電所の敷地内の建物や高台にある町の体育館など16か所に集まっていて、町の災害対策本部によりますと、あわせて5580人が避難しているということです。一方、残るおよそ5000人の所在が確認できていないということです。避難所で生活を続ける自営業の小野寺武則さん(60)は、自宅で津波に巻き込まれて屋根の上に逃げましたが、屋根の部分も津波で沖合に3キロほど流され、3時間半ほど漂流したあと漁船に救助されました。小野寺さんは「屋根の上にいたとき、海に飲み込まれる人を何人も見た。早く、そうした人たちが救助されるのを待っている」と話していました。主婦の持田美紀さん(34)は、住宅の2階にいましたが、住宅ごと津波に飲み込まれ、海岸沿いの鉄筋コンクリートの建物にひっかかって海に投げ出されずに済みました。持田さんは、「津波に流される瞬間、建物から『バリバリ』という大きな音がして一気に流され、とても怖かったです。生きているのが不思議なくらいです」と話していました。一方、これまでに自衛隊などがおよそ30人の遺体を収容したということです。町は、警察や自衛隊などと連携して、まだ連絡が取れていない住民の安否の確認を急いでいます。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110314/k10014668121000.html
 

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